演劇「ぬけがら」
今回の演劇を見る会は文学座の「ぬけがら」です。
鈴木拓也という45歳の男性が母親の葬儀を済ませ、妻に離婚届に
捺印を迫られるところから始まります。
舞台には男性が何人も寝転んでいます。
あとでわかったのですが、ぬけがらだったのです。
彼は、浮気がばれ、車で人身事故を起こし、郵便局も首になり、
84歳の認知症の父と残される、最悪な状況です。
ところがトイレに行った父は脱皮して若返っているのです。
トイレには、父の抜け殻が残されています。
それから、父は何度も脱皮を繰り返し、どんどん若返ります。
拓也が結婚した頃の父、バンドに熱中していた頃の父、戦時中のとっても
まじめな父など6人の父と、対面し、対話し、親子の絆を取り返していくと
いうちょっと変わった設定の喜劇でした。
おもしろいお芝居でした。
http://www.bungakuza.com/nukegara07/index.html
このサイトに「ぬけがら」のことが書かれています。
舞台には抜け殻が、転がっているのですが、抜け殻の役者さんは、
長い間、舞台で横になっているわけですから、
練習中はおやすみになられる役者さんもいらしたとか、
ブログに、書かれていました。
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文学座の「ぬけがら」ですか?
こちらは月曜に「冬のライオン」を見ましたが、動きが少なくて少し重たい話で眠気が
襲って、しかし見ごたえは有ったですね。
人間も若返れると!!
でも恐いですね。
投稿: くーこ | 2010年4月 7日 (水) 23時38分
現実離れしていても、なんとなく、そんなことになったらと、読ませてもらいました。
投稿: kazuyoo60 | 2010年4月 8日 (木) 08時36分
シリアスな内容を喜劇に仕上げてあるんですね。
面白そうです。
変わり果てた父親の姿を見るのが辛くて
威厳のあった頃の父を懐かしんでいるかのような話ですね。
私は芝居が好きで東京にいる頃
文学座の建物(だけですが)を見に行った事があります。
当時の頃を懐かしく想い出しました。
投稿: のこのこ | 2010年4月 8日 (木) 17時36分
抜け殻らですか?出来れば私も抜け殻から抜けでして、30年前にタイムウスリップしたいですね。〈笑)
投稿: 多摩 | 2010年4月 8日 (木) 18時27分
くー子さんも演劇を見る会と同じような会に入っていらっしゃるのでしょうか。
息子が若返った父と、対話できたことが大きかったようです。
投稿: moka | 2010年4月10日 (土) 06時33分
現実と違う世界を描いたものって面白いですよ。
投稿: moka | 2010年4月10日 (土) 06時34分
若いころ、もっと父と向き合って、ちゃんとぶつかっていけば、こんな今の自分ではなかったかもと思う息子でしたよ。面白い視点のお芝居でした。この会は色々見せてもらえて楽しいです。
投稿: moka | 2010年4月10日 (土) 06時37分
そうですね。きっと面白いでしょう。
投稿: moka | 2010年4月10日 (土) 06時38分