「母べえ」を見て
最終上映日の「母べえ」を見に行きました。 戦争の中、思想犯として捕らえられた夫を信じ、二人の子供の初べえ・照べえと共に待つ母べえ。 倍近い年齢の吉永小百合が演じていますが、あの時代の30代の母親ってあんな感じかなと思わされます。きれいです。 父を待つ娘たち、夫の教え子で母べえ一家を支える山崎、義妹の久子、叔父の藤岡仙吉などとの日々が山田作品らしく丁寧に描かれています。 自分が正しいと思う道を貫くのはむずかしいし、大変です。特に戦争のような非常時には、よりそうだと痛感させられました。 母べえが最後のとき、娘に「父べえに会えるわよね」と声をかけられ、「あの世で父べえに会うのはいやだ、この世で会いたい」という言葉を残します。 原作者の野上照代さん、聞いたことのある名前だと思ったら、あの黒澤監督のスクリプターをずっとされていた方なんですね。 |
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戦争のさなかに反戦を貫くのは私にはできないと思います。
私は吉永小百合と同い年ですが、私と違ってきれいですよね。あたりまえですよね。(^_^;)
投稿: muca | 2008年3月17日 (月) 22時19分