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2008年2月 1日 (金)

「5年1組 小皇帝の涙」

我が家では録画した番組をよくあとで見ます。
今日は、NHKスペシャル 激流中国「5年1組 小皇帝の涙」でした。
(ネットで見たら、1月6日放送でした)
中国では一人っ子政策が実施されています。過保護に育てられた子どもたちは「小皇帝」と呼ばれています。
親達の教育熱心な期待を背負った雲南省の5年1組の子ども達を取材したものです。
遠足のグループわけをするといつの間にか成績順。できの悪い子は仲間に入れてもらえないし、先生に理由を尋ねられると、他の子は「勉強ができないから。」と堂々と答えます。先生も勉強ができないのはよくないという発言をします。
親は朝から晩まで「勉強、勉強、勉強。」
10分おきに子どもの勉強の様子をのぞきに行く母親もいます。
食事中も、親は勉強の話。子どもが「今は食事中です。」と言う位です。
39度の熱を出し、学校を休んだ子の熱が6度5分に下がったら、「さあ、勉強です。」と親に促され、すぐ机に向かう子ども。
子ども達は「がんばっているのを認めて欲しい。」と親に訴えます。
でも親達は、「勉強していい大学に行かないとリストラされるんだ、就職もできないんだ。」と高度経済成長での厳しい現実を子ども達に訴えます。
最後にある女の子の発言。堂々とインタビューに答えています。
「共産党大会では子ども達の負担を軽くするといったけれど、私達のかばんは重くなるばかり。」
家でも学校でも「勉強、勉強」と言われ、その期待に必死にこたえている子ども達を見ていると今後が心配になってきます。みんなが一人っ子ということも。
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コメント

小皇帝見ました。録画なさってたのですか。
勉強して成績優秀でないと将来が約束されない、親はリストラされる、親子で討論の場面がありましたね。競争はどの社会でもですが、中国もついにですね。
時計のラインは--。

こんにちは
見ました。
一人っ子政策の影響で、勉強勉強と言われる子供かわいそうと思うけど、日本でも
公立中学校で落ちこぼれならぬ、勉強が出来る子を対象に、塾の講師に学校の授業が終わった後で勉強するとか言ってましたね。
解らん!!

こんばんは。
番組を見ていなかったのでmokaさんの記事を拝見してびっくりすると共に、これでいいんだろうかと思えてきました。

"生き方"の選択肢が沢山あることを、この子供達はまだ知らないでしょう。
それを教えてあげて、自分で見つけることができるようにしてあげることはできないのかなぁと思いました。

並みの頭や個性では生きていけない。他を圧倒するぐらいの頭でないと生きていけないというシステムが放置されたままですね。
こういう社会の軌道修正ができる質のいい政治家を育てることが地球規模で重要ですね。

◆kazuyoo60さん、こんにちは。
格差は日本以上に思えますね。
ラインは手本を参考に作りました。


◆くー子さん、こんにちは。
どんなに平等にといっても違いがあるのはある程度仕方がないと思いますがあのテレビの中国はすごかったですね。


◆jinさん、こんにちは。
今は、昔の日本の欧米への追いつけ、追い越せのようなものでしょうか。そのうち変わるのでしょうね。


◆mucaさん、こんにちは。
優秀な人も凡人もそれぞれ認め合えるというのは難しいのでしょうか。

こんにちは。はじめてお伺いいたしました。
ぶしつけな質問で申し訳ありません。
茨城県在住の、教員養成課程で講師をしている者です。
この番組を授業の教材に使いたいと思い、録画されている方をずっとさがしています。
もしも、まだこの番組のデータを保存してお持ちでしたら、御迷惑や御負担のかからない方法で、お借りすることはできませんでしょうか。
突然のお願いで、大変失礼かと存じますが、他に手段がなく、このようにご質問した次第です。
御迷惑でしたらコメントは削除していただいて構いませんが、お返事をいただけるとありがたいです。

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