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2008年1月29日 (火)

"殯の森 "を見て

ビデオにとっていた「殯の森」を見ました。
カンヌ映画祭で審査員特別大賞「グランプリ」を受賞した河瀬直美監督の作品です。
去年上映されたのに、もうBSで放送されました。

自然の美しい中をいく葬列からドキュメンタリー映画のように淡々と進んでいきます。
舞台は奈良の自然豊かな里の旧家を改装したグループホームです。
若い介護士の真千子さんが悩んでいると先輩の和歌子さんが「介護に、こーせなあかんってことないよ。」と励まします。

軽い痴呆症のしげきさんは、奥さんとの思い出の詰まったリュックに手を触れた真千子さんを突き飛ばします。いつも胸に抱えて人にさわらせません。

ある日、真千子さんとしげきさんは一緒に森に行き道に迷います。
森を歩くうち、しげきさんは真千子さんにリュックを背負ってもらうようになります。
そして思い出のオルゴールを真千子さんの手に。
オルゴールの音を背景により詩的で美しく終わりました。

殯(もがり)・・・敬う人の死を惜しみ、偲ぶ時間のこと・・・・・・・

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コメント

殯(もがり)の宮を、言葉としては先に知っていました。この映画の良さが分からないバカですが、私もテレビで昨年見ました。
木のラインが奇麗ですね。

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