「俺は、君のためにこそ死ににいく」
朝のテレビで、岸恵子さんが出演され、映画「俺は、君のためにこそ死ににいく」についてお話をされていました。そこで早速映画館へ。
「特攻の母」と言われた鳥濱トメさんを通し、特攻隊の若い隊員の姿が語られます。
河合と言う隊員は、「ホタルになってまたここへ戻ってきます。自分は今19歳です、残り30年の命をおばさんに上げます」と言って出撃します。こういう悲しい話がいくつもいくつも語られるのです。
出撃命令を出す前に川口少佐は「あいつらは沖縄へ行くのがやっとの腕なのに出撃させるのか?(敵を撃沈させるなんて出来ない)」と上司に食って掛かるのですが特攻攻撃の大きな流れは加速していきます。
トメさんは、憲兵に対し「明日出撃する若者に手紙の検閲をするのですか?遅くまで飲むのを駄目だと言うのですか?」と必死で抗議します。隊員と一緒のトメさんの写真が最後に出てきますが、素敵な方でした。
「知覧」の語源は、ち(地)ら(原)み(海)で大地と草原と海の文化習慣が交じりあって成り立ったものだそうです。そんな美しい町でこんな残酷な悲しいことが繰り広げられたなんてと悲しいことです。
特攻隊員初め、その周りの方々の遺族の抱える重い事実、悲しみ、長い時間がのしかかってくる気持ちでした。
朝のテレビで「美しくさを保つ秘訣は苦労すること」という岸恵子さんの言葉にアナウンサーが「参考になる方はどうぞ!!」
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映画は見ていませんが、テレビでドキュメント風になったのを見たことがあります。
あの究極の地にトメさんがいらっしゃって、せめてもの救いです。
戦争はどんなことがあってもダメですね。
投稿: kazuyoo60 | 2007年5月19日 (土) 10時13分
おはようございます。
映画は見ていないのですが、19歳で覚悟を決めなくてはならないのが残酷ですね。
蛍のイラストがこの記事にすごく合っています。
ラインありがとうございます。
うれしいです。(^^)
投稿: わたし的日常 | 2007年5月19日 (土) 11時25分
こんばんは!
番組、私も見ました。
自分の意見をしっかり持っている岸さんならではの役だと思って見ていいました。
知覧と聞いて、特攻基地を思い浮かべることのできる人は、何歳ぐらいまででしょうかね・・・。
記念会館に3度行きましたが、いつ行っても心が締め付けられます。
無理やりに奪われた若い優秀な人たちの命。
ずっと語り継いでいかないと、いつの間にか犬死になってしまいます。
今の人たちに、映画で真実が語り継がれていくといいですね。
投稿: chaguまま | 2007年5月19日 (土) 22時16分
番組を見られてすぐに映画館へ行かれたのがすごいです。
河原でホタルが舞い、休んでいるアートがすてきです。
わたくしめは苦労してますが、美しさがありません。もとからなかったものは保ちようがありません。(/_;)
投稿: muca | 2007年5月20日 (日) 09時11分
mokaさま こんにちは。
知覧の平和会館で「遺書」ほか読みました。なみだなしには読めませんでした。
投稿: リリー姫 | 2007年5月20日 (日) 12時45分
母の愛は、海よりも深く、空よりも高く・・・ですね。映画は見ていないのでわかりませんが、母の思いは同じではないでしょうか・・・。切ない話ですねぇ。
投稿: ritsuconcon | 2007年5月20日 (日) 22時15分
もう見られましたか、先日友人が涙が止まらないとメールしてきました。
以前の〃ほたる〃は見ました。
知覧にも何度も行きますが、何度読んでも
涙が止まらないのは、家族へ当てた手紙です。
若い人たちにぜひ見てもらいたい映画ですよね。
近い内に見に行こうと思います。泣き顔が恥かしいので一人で行きます。
投稿: すず | 2007年5月21日 (月) 08時20分
悲しい、辛い、惨い事実や物語を真正面から見られずに、私は逃げ出してしまいます、お恥ずかしいです・・・
知覧が特攻隊の出撃基地だった事を教えて頂きましたm(__)m
↓夕日の画像、とても美しいです。
mokaさんのお住まいは、海にも山にも地の利の良い所なのですね(^_^)
↓「道の駅めぐり」の記事のおにぎりのお昼ごはんのセットは、シンプルで私がもっとも好きな献立です♪
↓両腕がない中学校の英語の先生、正式に採用して欲しいですね。
なによりも、ご本人の大変な努力の賜物でしょうが、
>普通の子がやれる事は普通にやらせた
ご両親に、心から敬意を表したいです。
投稿: じゅん | 2007年5月22日 (火) 17時21分
※コメントをくださった皆さん、返事が遅くてごめんなさい。パソコンに向かうのを少し制限していたらご無沙汰になってしまいました。
♪ kazuyoo60さん、こんにちは。
トメさんは力まず自然に子供をいとおしんで行動された気がします。
♪ わたし的日常さん、こんにちは。
ホタルのお話では本当に泣けましたよ。残りの寿命をあげるって19歳の若者が言うんです。
わたし的日常さんのラインはホタルのクリップにぴったりで使わせていただきました。ありがとうございました。
♪ chaguままさん、こんにちは。
知覧は行った事がないのですが、映画で見た自然の美しい町での出来事と思うと余計胸が締め付けられます。
当時の若者がどういう思いで命を散らしたか、また、その悲しみを背負わされた遺族はどんな気持ちで生きたか、と思いをはせて欲しいですね。今の若者達に。
♪ mucaさん、こんにちは。
広告を見てみたいと思っていたのですぐ出かける気になったのです。見てよかったと思います。
♪ りりー姫さま、こんにちは。
おかみさんのコメントを読み、いつか知覧を訪れてみたいと思いました。
♪ ritsuconconさん、こんにちは。
本当に切ないです。あの当時母親だったら、辛かったでしょうね。
♪ すずさん、こんにちは。
家族を、日本を守るのが自分の役目と信じ、思い、出撃した若者達。今の若い人も私達も、もっと今の自分の幸せを大切に、大事に思い、生きなければと思います。文句を言うのはバチが当たりそうです。なかなか出来ないけれど。
♪じゅんさん、こんにちは。
重い事実が割りに淡々と語られ、余計切なかったです。
道の駅めぐりは最近時々やっています。新しい安い野菜を求めて。
今日は「ながら」という道の駅に行きました。大きな大根が100円くらいとありがたい値段です。
投稿: moka | 2007年5月28日 (月) 18時40分
戦争を考えるために、小林よしのり著『戦争論』を読んでみてほしい。
ここが考えるスタートだと思う。
投稿: 田中 | 2007年6月12日 (火) 11時07分