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2006年6月14日 (水)

雪に願うこと(輓馬)

Bannba 江戸川乱歩賞作家、鳴海章の「輓馬」という小説を読んだ家人が見たいという映画「雪に願うこと」に出かけました。

都会で社長をしていた主人公が仕事も家庭も失い、兄の厩舎に戻り、そこで馬の世話をしながら、兄や厩舎の人たちとの交流を通し、自分を取り戻していくという話です。

ここの厩舎にいる馬はサラブレッドでなくばんえい競馬の馬で、体重は1トン以上ある大きな馬です。
ばんえい競馬は北海道開拓に活躍した農耕馬を使って農民達が楽しんでいたのがルーツだそうで、そりを引き、そのそりの最後端が通過したときがゴールだそうです。
普通の競馬だと一直線にゴールを駆け抜け勝負が決まりますが、ばんえい競馬は他の馬を引き離し先頭を走っていても動かなくなったら、どんどん追い抜かれおしまいです。まるで人の人生そのものです。

伊勢谷友介や佐藤浩市はかっこよく、小泉今日子も素敵で、なかなかいい映画でした。帯広の自然も美しかったです。
東京国際映画祭でグランプリを取った作品ということです。

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コメント

こんばんは! はじめまして。

本日(日付は変わりましたが)はコメントを頂き、ありがとうございました(^^)

『ばんえい競馬は他の馬を引き離し先頭を走っていても動かなくなったら、どんどん追い抜かれおしまいです。まるで人の人生そのものです。』

この言葉、心に響きました。走り出したら、ずっと走っていないとダメですよということなんですね。

mokaさま おはようございます♪7
ちょっとため息ついちゃった!

♪むろぴいさん、ようこそおいで下さいました。
むろぴいさん、私はウサギと亀みたいと思いましたが。一番後ろからでもチャンスはあるし、トップに行っていても、立ち止まってどうにもならないときもあるし、という感じでした。
スマートなサラブレッドの競馬にない、力強い、泥まみれみたいなばんえい競馬もなかなか魅力ありました。

リリー姫さま、おはようございます
サラブレッドやアラブの競馬は走り出したら、ゴールへ一直線ですよね。
ところがばんえい競馬は、立ち止まり力を貯めて又走り出したりするのです。そこを書きたかったのにちょっと言葉が足りなかったみたい。

こんにちわ♪こちらでははじめまして、ですね(^^)
ばんば馬・・大好きなんですよ(涙)
横浜根岸にチャグチャグ馬コ(あれも1トン超えですね)がきたときも、必死で見に行きました。
優しい目に強い体・・馬はどの馬でも好きですが、大きな馬ほど思い入れが強いです。
この映画も見たい映画のひとつ!!
もうひとつ洋画で馬の映画が今やっているのです(ああ、タイトルを思いだせない!)

ばんえい競馬のレース、スカパー加入してから見られるようになり感動しました♪
息が切れたら立ち止まり、また走り出す・・人生も本当にそうだと思います。
mokaさんの言葉にふっと胸をつかれてしまいました~~

☆ジュリアさん、ようこそおいで下さいました。
実は、ジュリアさんのブログは何度か訪問したことがあるのですが、コメントは残さず失礼しておりました。我が家も競馬の話題がよく出ますので興味があったのです。
そのジュリアさんからコメントをいただき、嬉しいです。
中山や東京の競馬場は行ったことがあるのですが、ばんえい競馬は名前を聞いたことがあるだけでした。
力いっぱいそりを引く輓馬も映画でみていいなあと思いました。
夢駆ける馬ドリーマーも見ようかなと思い始めました。

mokaさんこんばんわ!
この映画、私も観てきました。
ロケ地帯広は実家の近くなので、映画のシーンは多分あそこかな・・・こんな所あったかな・・・等と思いながらみていました。
子どもの頃、近所でのばん営競争に大人達がワイワイしていた記憶があるのですが・・・北海道は経済活動がまだまだ盛り上がりませんが、全国で上映されて少し嬉しく思っています。佐藤浩一がよかったですね。

☆クロコダイルママさん、こんばんは
映像を実際知っていらしゃると実感がわくでしょうね。
ばんえい競馬の馬達の力強さが魅力的でした。
佐藤浩一は東京国際映画祭で最優秀男優賞をもらったそうですね。

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